不安とかネガティブ思考は、脳疲労が原因。
普通の人は、危険な時だけ偏桃体が反応して、パッと応答できるのですが、
ストレスがかかると、脳疲労が原因で前頭前野の血流が下がり、活動性が下がります。
そうすると、偏桃体が暴走・過剰反応します。
ちょっとしたことで不安になったり、ちょっとしたことで「どうしよう。」
「失敗するんじゃないかな。」と悪い方向に考えてしまうようになり、
負のスパイラルにはいってしまいます。
扁桃体は、情動と感情の処理や直観力、ストレス反応に重要な役割を果たしており、主に、
「恐怖」「不安」「緊張」「怒り」などのネガティブな感情に関わっています。
扁桃体は、何かを見たり聞いたりしたとき、その情報の内容というよりも、
それが自身の命に関わるものであるかを意識に上がる前に一瞬で評価します。
疲労・ストレスで脳疲労。前頭葉の血流不足になると、偏桃体のブレーキが効かなく
なり、不安やネガティブ思考が暴走すると思われます。
以下の項目に多く該当する方は、扁桃体が過剰反応しやすいといえそうです。
・苦手なタイプの人と接するとパニックを起こしたり頭が真っ白になってしまう
・人の表情や言動が気になってしまう
・相手に気を遣いすぎて、思っていることを安易に口に出せない
・自分が他人からどのように見られているかを気にしすぎてしまう
・自分の限界がわからず、キャパオーバーの業務をひとりで抱え込んでしまう
・自分に自信が持てない、自己肯定感が低く自分のことを無価値だと感じてしまう
・対人関係や自分の行動に対して不安感が消えない
こんなときは、カウンセリングをうけて、過活動の脳をゆっくり休ませましょう。
また、扁桃腺外来などがありましたら受診されることをオススメします。
written by 塩山隆志